ホーム > 第67回地域農林経済学会大会

実験・行動経済学による地域農林業研究の革新

10月28日(土)(共通教育棟2号館 212教室)[13:00~16:45]

経済学をはじめとする人文社会科学では,自然科学のような実験が不可能であると言われてきた。しかし近年,現実経済を人工的に模した環境下における「ラボ実験」や,現実の生活の場で行う「フィールド実験」が盛んにおこなわれている。このように「実験」は,経済学において「理論」「計量」と並ぶ方法論的地位を確立しつつある。本シンポジウムでは,実験・行動経済学分野の第一人者である栗山浩一氏(京都大学)を座長に迎え,3名の実験・行動経済学研究者に,それぞれの分野における研究の動向を紹介していただく。また,主としてフィールドワークを実施している2名のコメンテーター「実験・行動経済学に対するフィールワーク研究者としての期待」に関するコメントをいただく。総合討論では,「実験・行動経済学をいかに地域農林研究に結びつけるか?」という視点から研究者間の議論を行う。

座長|栗山浩一(京都大学)
演題1|「実験室実験:経済理論の検証と政策への応用」
佐々木俊一郎(近畿大学)
演題2|「環境経済学における実験研究の動向」
三谷羊平(京都大学)
演題3|「途上国農村研究におけるフィールド実験の課題」
高篠仁奈(東北大学)
コメンテーター:中塚雅也(神戸大学)・駄田井久(岡山大学)