ホーム > 第65回地域農林経済学会大会

地域シンポジウム

地域シンポジウム(仮題)「地域社会における放置される財の状況と対策そして今後の課題」
(共催:鳥取県・日野郡日南町)
10月30日(金)[13:00~16:30]

 近年日本全国各地で、過去に植林された森林、耕作が放棄された田・畑、居住が確認されない家屋、放置された墓などの問題が顕在化しつつある。これまでこうした問題はそれぞれ、放棄された森林問題、耕作放棄地問題、空き家問題などとして別々の課題として扱われてきた。確かに学問的にみれば、それぞれの問題を支える制度や対策は異なるため、個々に考察が行われてきた経緯は理解できる。しかし,所有者側からみた場合、森林、田・畑、家屋、墓などは地域において同時に所有されることが多く、類似する理由から放置されることも多い。学問的・政策的にみても、放置される財(以下,放置財)として一つの課題として構造的にとらえた方が理解が深まり、対策が立てやすい可能性もある。本シンポジウムでは、一地域社会としての鳥取県内における放置財の状況の報告と、鳥取大学・鳥取県・自治体が行っている「放置財プロジェクト」の取り組みを紹介する。ここから、鳥取県内の放置財の状況、対策、そして今後の課題について議論し、放置財に対する包括的理解を深めたい。

座長:能美 誠(鳥取大学)
報告①:「不在村者の放置財の現状の確認―過疎地域と全国の放置財アンケート調査データの比較から」(仮題)
 片野洋平(鳥取大学)
報告②:「日南町における空き家問題の現状と課題」(仮題)
 石倉嘉寛(鳥取県日野郡日南町企画課)
報告③:「鳥取県における耕作放棄地の現状と課題」(仮題)
 西尾博之(鳥取県農林水産部経営支援課)
コメンテーター:秋津元輝(京都大学)