ホーム > 第66回地域農林経済学会大会

パネルディスカッション

「『地方創生』時代における大学の研究・教育・地域貢献」
10月29日(土)[14:50~16:45]

 大学における重点領域(研究中心型、地域貢献型など)の設定、教育(いわゆるゼロ免課程)・人文系学部の改組(解体)、さらには「地方創生」対策の一環としての大学・地域間連携に対する関心の高まりを背景として、最近、食と農・生物産業や地域・コミュニティを冠する学部の創設が目立っている。
 こうした動きは、学生の教育活動や大学の地域貢献活動としての意義・効果として論じられることが多いものの、研究(領域の拡大・総合化や新しい分析・方法論の提示など)の面から論じられることが少ない状況にある。
 「地域」を冠し、「地域の実態に即して農林業問題に関する経済的・社会的研究を進め、農林業の発展に寄与する」(本学会HP「目的と特徴」より)ことを目的とする本学会として、大学と地域をめぐる上述の動きをどのように受け止めるべきなのか。特に、地域を対象とした実証研究とそれに基づく政策化研究に向けて、どのような視角が提示され方法論が開発される可能性があるのか。こうした点をめぐって、最近新たに開設された学部の研究者も交えて議論することが、このパネルディスカッションの目的である。

コーディネータ:  北川太一(福井県立大学経済学部)
パネリスト  :① 中塚雅也(神戸大学大学院農学研究科)
        ② 霜浦森平(高知大学地域協働学部:2015年4月開設)
        ③ 玉真之介(徳島大学生物資源産業学部:2016年4月開設)