ホーム > 第68回地域農林経済学会大会

実験手法による地域農林業研究の応用と展望

10月13日(土)[13:05~16:45]


近年,経済学はじめとする社会科学分野においても,因果関係の解明には実験手法の有用性が認識されている。第67回地域農林経済学会大会では,「経済学分野における実験手法」に関して理論的なアプローチを行った。計量経済の様な観察データを用いた従来の分析手法と実験手法との違い,実験手法の有用性に関しての意見交換が行われた。しかし,実験手法が地域農林業研究へどの様に応用可能性に関しては,十分な議論が行われなかった。
本シンポジウムでは,「実験手法による地域農林業研究の応用と展望」をテーマに,3名の実験経学研究者に自身の研究事例の紹介いただき,限られた予算・時間制約の中での,客観的な実験データ導出・検証を行うための工夫や教訓を整理する。また,地域農林行研究における実験的手法の展望を討論する。


座長|松下 秀介(筑波大学)
演題1|地域農林業政策の評価と実験研究の可能性 
    栗山浩一(京都大学大学院農学研究科)
演題2|自然実験研究の動向と国内農林業問題への応用 
    野村久子 (九州大学大学院農学研究院)
演題3|オークション実験を用いた地域振興事例 
    若松宏樹 (中央水産研究所経営経済研究センター)
コメンテーター:河村能夫(龍谷大学名誉教授),胡 柏(愛媛大学)